帝王切開の体験談①:帝王切開をした理由と帝王切開の流れ

2023年1月3日火曜日

出産 帝王切開

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二度と経験したくない帝王切開

1度目の帝王切開後、「二度と帝王切開は行わない」と固く決意したのも虚しく、現在までに2度の帝王切開を行っています。

これはその帝王切開の体験談です。

これから帝王切開を行う人」の心の準備に役立てていただければ、また、「パートナーが帝王切開を行う/行った人」が、彼女の苦難を知る手立てにしていただければ幸いです。

帝王切開の体験談の第1回目となるこの記事では、「帝王切開をした理由」と「帝王切開の流れ」をお伝えします。

帝王切開をした理由

帝王切開を本人が希望して行うケースは少ないかと思います。

かくいう私も、もともとは経膣分娩の「無痛分娩」を希望していました。

「無痛」といっても、痛みが0になるわけではなく、いきむタイミングがわかる程度に痛みを残しながら行う出産です。

それなのに、なぜ2回とも帝王切開となったのか、その理由からお伝えします。

1度目の帝王切開

1度目は29週から「骨盤位」、いわゆる「逆子」と診断され、一度もひっくり返ることなく妊娠を迎えました。

「なんちゃら逆子体操」というのも行ったりはしていましたが、我が子は微動だにしませんでした。

逆子の場合、経膣分娩でのリスクが大きく跳ね上がります。
したがって、医師の指示のもと、帝王切開となりました。

帝王切開と言い渡された当初は、何とかして経膣分娩にしたいという気持ちでいっぱいでしたが、最後のほうは「子供が無事に産まれれば、それが一番」と考えられるようになり、帝王切開に前向きに望むことができました。

2度目の帝王切開

では、2度目はというと、妊婦健診時は毎回「頭位」であり、経膣分娩は可能な状態でした。

また、産後健診にて言われた「3年経てば経膣でも大丈夫だよ」という言葉を信じて、3年以上の間をあけての妊娠でした。

しかし、4回目の健診時にとある医師から「帝王切開じゃないともうここでは診ないよ」と言われてしまい、選択の余地なく帝王切開の運びとなりました。

余談ですが、この医師はなんと、1か月後にこの病院からいなくなっていたのです。

経膣分娩に変更しようかとも思いましたが、「予定帝王切開のほうが予定が立てやすい」ということで、帝王切開でもよいとなんとか自分に言い聞かせていました。

そもそも、1度目が破水しており、予定帝王切開でも予定がずれることがあるのは百も承知なのですが、無理やりにでも理由を付けないと、あのとき帝王切開に同意した自分とそれに同意させた医師に黒い感情が湧くからです。

結局、2度目は破水することなく、無事に帝王切開予定日である38週を迎えられました。

ちなみに、「子宮破裂」の前兆の痛み・違和感を感じ取るため、帝王切開後の経膣分娩は「無痛分娩」が選択できないそうです。(病院・医師によるかもしれません)

帝王切開の流れ

次に、帝王切開がどのように行われたのか、時間的流れを紹介します。

「手術に入る前にすることは何?」、「いったい手術はどのくらいかかるのだろう」、「子供は手術室に入ってからどのくらいで産まれるのかな?」といった疑問の参考にしてください。

1度目の帝王切開

1度目の妊娠時は、骨盤位のため帝王切開を38週で予定しておりましたが、予定日よりもはやい37週で破水し、緊急帝王切開となりました。

緊急で行われたため、通常の工程を全てスルーしていきなりの手術台へ。

おおまかな時間の流れは以下になります。

AM 2:10 破水
AM 2:30 病院到着
AM 3:10 陣痛5分おきに→帝王切開決断
AM 3:20 手術室へ移動
AM 3:30 医師到着、麻酔等事前準備開始
AM 3:50 手術開始
AM 4:10 無事出産
AM 4:50 手術終了

手術開始から、子供が産まれるまで約20分終了までは約1時間でした。

深夜の手術であったため、病院スタッフはとても少なく、医師2名(内1名研修医)、他スタッフ2名で行われました。(2度目の帝王切開は10名くらいいました。)

破水しても初産の場合、陣痛の間隔が狭くなるまでには時間がかかるといわれています。

したがって、深夜の破水でも人員が増える日中までもつとの見解でしたが、私の子供はどうも早く産まれてきたかったようです。

主人は「日中にまた連絡するね」と一度帰宅させられた後、すぐ電話で呼び戻されていました。

緊急でも横切開だったのは、幸いだと今でも思います。

2度目の帝王切開

1度目の緊急帝王切開とは異なり、2度目は予定帝王切開で行いました。
胎児が予定日までしっかりとお腹の中で休んでいてくれたおかげです。

おおまかな時間の流れは以下になります。

AM 10:00 病院到着
AM 10:30 コロナ検査
AM 10:45 事前診察
AM 11:00 病室へ
AM 11:45 剃毛、浣腸(手術予定は当初13:30→遅れて15:00に)
PM 12:10 術前~術後管理のため右腕に注射針を留置
PM 15:00 手術室へ、術前処置(尿道カテーテル等)、麻酔開始
PM 15:10 切開開始
PM 15:25 出産
PM 16:00 手術終了

手術開始からの時間は1度目よりやや早く、子供が産まれるまで約15分終了までは約50分でした。

1度目と大きく違うのは、スタッフの人数です。

1度目は深夜の緊急手術のため、最小人数(4名)で行われたのに対し、今回は日中の予定手術のため、10名程いました。

そのためか、2度目の帝王切開は1度目とは様相が大きく異なりました。

詳細は別の記事にてお伝えいたします。

あたりまえですが、手術中は全裸で、手術の前に尿管カテーテルがいれられます。
子供が無事に産まれるのであれば、それが一番です。

以上、今回の記事では、「なぜ帝王切開になったのか」、「時間はどのくらいかかったのか」に焦点をあわせてお伝えいたしました。

それでは、皆様の出産が無事行われることを祈っています。

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